都市封鎖は現実的な手段なのか?

1849, December 24, 2017

日本では1月から本格化した新型コロナウイルス感染症の流行。当初日本は流行のコントロールに成功したかに見えたが、2月14日から1日あたりの新規感染者の数が加速している。現在では都知事・小池百合子氏が都市封鎖(ロックダウン)という言葉を用いて危機感をあらわにしている。

新型コロナウイルス感染症について

そもそも、読者は新型コロナウイルス感染症をどのようなものと考えているだろうか。

新型コロナウイルス感染症はインフルエンザと何も変わらない、動揺するほうがバカだ、などと考えていないだろうか?

ここで一つ考えてもらいたい。これまででニュース、SNSを通して「病院に人工呼吸器が足りない」と聞いたことがあるだろうか。

我々が直面する問題はインフルエンザ、風邪などと同じではない。

都市封鎖(ロックダウン)とは何か?

都市封鎖は現在欧米を中心に実施されている感染症対策のことである。具体的には外出規制、渡航規制がこれにあたる。欧米諸国は日本のような感染者数の推移を辿らず、爆発的な増加率で流行していることから、州や国全域の外出規制の実施が頻発している。

日本は今現在、欧米諸国のような感染者の増加は起こっていないが、こうした感染症は倍々の数で流行するので、小池百合子氏は「ロックダウン」の可能性を示唆したものと思われる。

東京都の累計感染者数は3月27日の時点で299人で、そのうち40人が3月27日に感染が判明した人数である。これは全体の13%を占める数で、その流行のスピードがどれほどのものかは言わずもがなだ。

(追記)NHKによると3月29日の時点で累計感染者数は430人。また同日に感染が判明したのはそのうち68人だそうだ。

世界の都市封鎖に対する姿勢は?

米ニューヨーク州では3月20日に外出禁止令が発令された。

実はニューヨーク市はその前日に外出禁止令の発令を見送っている。3月19日に感染者が18日から1744人増え、累計感染者数が3615人となっていたのにもかかわらず、だ。

ニューヨーク市は市の経済的な規模の大きさから、ヒトの動きを止めることによる被害を懸念したのだろう。爆発的な感染者の増加はおさえることはできず、その翌日にはニューヨーク州の名において外出禁止令が発令された。

2月末の時点でトランプ大統領は新型コロナウイルス感染症による死者は国内に1人もいないと主張していたが、3月29日現在、新型コロナウイルス感染症の感染者が最も多いのはアメリカとなってしまった。また、アメリカで最も感染者が多いのは現在ニューヨーク州で、政治的決断の遅さが招いた参事といえるだろう。

ニューヨーク州ニューヨーク市は東京23区と面積、人口、都市機能の点でとても良く似ているが、東京はニューヨーク市の二の舞となってしまうのだろうか?


ニューヨーク市が政治的決断の遅さで感染者数の増加を食い止めることができなかったことから、東京都は比較的早いタイミングで都市封鎖を決断する可能性が高いといえる。

今日から平日が始まるが、果たしてどんな4月が待っているのだろうか?

Written by FLOATIN’ BUBBLES

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